ダーズンローズの花よ舞え 振り返りの会③

🍂→ジャック

🍬→オロニ


🍂「やぁ、参加者の人間君達!ご機嫌よう!

僕はお馴染み金銭と交換で人間の欲望を叶える便利屋をしているジャックだよ。

今は便利屋を一旦休んで振り返りの会の司会を務めているけど、こういうのは細かい事は気にしたら負けだから肩の力を抜いて見ておくれよ。

さて、今回の振り返りの会のテーマは前作のキャラクターであるダーズンローズ、僕達大魔法使い、その他ご夫婦などのキャラクターの関係性を振り返っていくよ!

今回で振り返りの会は最終回だ!最後まで楽しんでおくれよ。

よし、話はここまでにしておいてゲストの紹介に移ろう!今回のゲストh…」

🍬「ご機嫌麗しゅう、人間共♡わたくし、薔薇糖の大魔法使いのオロニと申します♡どうぞ、ご贔屓に♪」

🍂「はは、兄さん…ようやく喋れたね。退屈じゃなかったかい?」

🍬「えぇ、まぁ少しばかり退屈でしたが…でも、お前の後ろでショートケーキを作っていたので全然平気でしたよ♪お一ついかがです?♪今回もとっても可愛く出来たんですよ♡」

🍂「うん…あ、でも今は振り返りの会の最中だから後で食べようかな…?」

🍬「あら、そうですか?♪残念です…では、冷蔵庫に入れて後でお兄ちゃんと食べましょうね♡」

🍂「そうだね、兄さん。…おっと、話が脱線しすぎたね。

それじゃあ、キャラクターとの関係性の振り返り、いってみようか。」

🍬「あ!わたくし、お紅茶を淹れてきますのでちょっと待って下さいな!」

🍂「……もう、兄さん…僕はレモンティーでお願いするよ。」

🍬「はーい♡」


🍂「…ん、美味しい。流石、兄さんだね。」

🍬「良かったです♡…ところで、わたくし達は何を話そうとしてたんでしたっけ?♡」

🍂「えーっと…あ、そうだそうだ。前作のキャラクターの関係性を振り返るんだった。」

🍬「あー!そうでした、そうでした♡忘れておりました♡」

🍂「もー、兄さんたら…。(僕も忘れかけていたなんて流石に言えないなぁ。)」

🍬「じゃ、さっさとお話してお茶会をしましょう♡」

🍂「うん。さて、まずは前作のキャラクター ダーズンローズを紹介しようか。

1人ずつ紹介していたらかなり時間がかかるから12人一気に紹介していくよ、よく聞いていておくれ。

赤薔薇と情熱の科学者 エリュー=トゥリアンダフィロ君、桃薔薇と愛情の料理人 カメリア君、橙薔薇と信頼の騎士 オランジュ・ロジエ君、黄薔薇と真実のメイド ハニーベル君、緑薔薇と幸福の吟遊詩人 エムロード君、茶薔薇と尊敬の墓堀人 フォソル君、紫薔薇と感謝の諜報員 グラティア君、白薔薇と栄光の騎士 ジェンナ・グロリア君、黒薔薇と努力のスナイパー スヴァーレット・ネグルト君、虹薔薇と希望の魔法使い エルピス=ローズィア君、金薔薇と永遠の執事 グレイス・アエテルニタス君、青薔薇と誠実の護衛騎士 セアリアス=アオフリヒティヒ君。

…以上、12人だ。彼らはご夫婦ことアーテル・フィリサティとビアンカ・フィリサティが育てていた薔薇から生まれたんだよ。

ちなみになんだけど、ダーズンローズは12本の薔薇の花束の事だよ。別名 ブーケセレモニーとも言われていて結婚式や披露宴では人気の演出なんだ。

12本の薔薇には結婚生活に大事なメッセージ…所謂花言葉が込められているんだよ、何ともロマンチックだよね。」

🍬「本当、人間は色々面白い事を考えますよねぇ♡わたくしは興味ありませんが♡」

🍂「そうだね。それじゃあ、次は僕達 大魔法使い様だね。

僕達は昔は一緒に暮らしていたんだけど訳あって離れ離れになって過ごしていたんだ。

まぁ、その後は人助けしていたり、自由気ままに旅をしていたり各々がやりたいように過ごしていたけどあの子達、ダーズンローズの癖が強すぎて僕一人じゃ面倒が見切れなくて急遽僕が呼び出したって訳なんだ。

…って、これは前々回で話したね。はは、僕としたことが!失敬。

確か兄さんの本名は言ってなかったよね、この際兄さん含めてもう一度紹介しておこうか。

僕は枯薔薇の大魔法使い、ジャクリーヌ・スキュア=オーバラライデン。そして、血薔薇の大魔法使い、ニュロ。そして…」

🍬「薔薇糖の大魔法使い、オロニ=グリュキュです♡」

🍂「うん、自己紹介ありがとう 兄さん。じゃ、次はご夫婦含めたNPCだね。」

🍬「えぬ…?」

🍂「気にしなくていいよ!特に言う事もないから、ささっと紹介するよ。

ご夫婦こと元一般市民のアーテル・フィリサティとお金持ちのお嬢様ビアンカ・フィリサティ。…はぁ、香薔薇の大魔法使いのリクオル=オドーラートゥス。そして、僕に依頼を持ちかけた薔薇農家の息子かつ依頼人兼夫婦誘拐事件の事件の黒幕サラール・デスグラシアだ。」

🍬「……サラール…?」

🍂「…!ちょ、兄さん…能力発動してる!落ち着いt」

🍬「落ち着いていられますか!!!あの人間のせいで!!お前は!!!」

🍂「ちょ、ちょっと待」


【ただいま、映像が乱れております。少々お待ち下さい。】


🍂「…落ち着いたかい?」

🍬「うぅ…」

🍂「大丈夫だよ、兄さん。あの人間君ならあの時僕たちが殺したじゃないか。あの人間君に刺された所も跡が残らなかったし、ね?」

🍬「でも…」

🍂「僕は兄さんがあの人間君に襲われなかったから、それで満足なんだけどな。」

🍬「ウ"ゥ"〜〜〜〜…」

🍂「あー、ご機嫌斜めかな…よしよし…。

とりあえず、話を進めようか。

それじゃあ、ダーズンローズの親密関係や重要関係を見ていこうか。

友達とか、〇〇仲間とかそういうのを話していたらキリがないから省いていくよ。

まず相棒関係からだね、相棒関係なのは黒薔薇スヴァーレット君と金薔薇グレイス君。赤薔薇エリュー君と青薔薇セアリアス君。桃薔薇カメリア君と虹薔薇エルピス君。

全員、息があったコンビネーションを見せてくれているよ。

次は恋仲関係だね、一体誰が誰と交際していたか覚えているかな?

恋仲関係だったのは黒薔薇スヴァーレット君と白薔薇ジェンナ君、茶薔薇のフォソル君に金薔薇のグレイス君、そして緑薔薇のエムロード君と黄薔薇のハニーベル君だね。

どのカップリングも結構いい感じだったよね、特にあの2人…スヴァーレット君とジェンナ君は純愛そのもの、って感じだったね!いやぁ、見てるこちらがこそばゆくなるよね!兄さん?」

🍬「……。」

🍂「(あー、もう話す体力もないか…。)

じゃあ、次は僕達大魔法使い様やご夫婦の周りの人間達の親密関係を振り返ろうか。

まず、僕と兄さんは同期兄弟で戦闘や拷問でのバディなんだ。ふふ、僕が誰よりも信頼して愛している人なんだ。どうだい、羨ましいだろう?

ちなみに、ニュロとも同期なんだよ。つまり僕と兄さんとニュロは腐れ縁みたいな関係なんだ。何かニュロは僕達に苦手意識を持っているらしいけどね、僕達の何がいけないんだろうね?はは!まぁ仕方ないか!」

🍬「…!」

🍂「そんな僕達なんだけど、実は香薔薇の大魔法使い リクオルに作られた薔薇人間なのさ。

ちなみになんだけど、ニュロはリクオルに何だか好意を向けているみたいだよ。

僕からしたら、あんなの人殺しのどこが良いんだか分からないね!まぁ、ニュロなりに何かあるんだろうけどね。」

🍬「……。」

🍂「そして、アーテル・フィリサティとビアンカ・フィリサティは言わずもがな夫婦だね。サラール・デスグラシアはビアンカ・フィリサティとは元婚約関係にあり、ビアンカ・フィリサティを奪ったアーテル・フィリサティに憎悪を向けていた。

まぁ、こんな感じかな。ふぅ…急ピッチで進めたから抜けている部分はあると思うけど多めに見ておくれよ!」

🍬「……。」


🍂「さて、振り返りの会は以上だ!楽しんで貰えたかい?

そして、今日の夜はいよいよダーズンローズの花よ舞えから20年後の世界が舞台の新企画"フューネラルブーケの花よ贖え"が指導するよ!楽しみだね!はは!」

🍬「おや♡もうそんなに時間が経っていたのですね♡いやぁ、時の流れって早いものですねぇ♡」

🍂「(おや、いつの間にか元気になっている…。)」

🍬「おや、どうしました?お兄ちゃんのお顔になにかついてます?♡」

🍂「…ううん、何でもないよ。」

🍬「あら♡なら良かったです♡」

🍂「コホン…それじゃあ、振り返りの会はここまで!

人間君、最後まで見てくれてありがとう!

それじゃあ、また今夜ここでお会いしよう!ご機嫌よう〜!」

🍬「ご機嫌よう♡それじゃ、ジャック♡約束通り、わたくしとショートケーキでお茶会をしましょう♡」

🍂「勿論、じゃ 行こっか。」

🍬「はーい♪」